「秋燥」を防ぐための食養――蓮根(レンコン)

蓮根(レンコン)
蓮根は、特に9月から10月頃がピークシーズンで粘りが出て甘みも増し、一層美味しくなります。この粘り成分のムチンは、胃壁を保護する効果や、タンパク質の分解に作用するので、胃腸の働きを助け保護してくれ、消化機能をアップできます。ビタミンCが豊富で、デンプンが、多いため加熱しても相当量のビタミンCが残ります。疲労回復・美肌効果・風邪の予防・発癌物質の抑制などの効果が期待できます。また、滋養強壮にも効果があります。カリウムや鉄・銅・亜鉛などのミネラルも多く含みます。野菜に含まれることの少ないビタミンB12を多く含み鉄分の吸収を助けます。他も造血ビタミンと呼ばれるビタミンB6も多く含まれ貧血の予防が期待できます。

お薦めレシピ もち米レンコンの甘煮
材料:蓮根、もち米、たれ用【黒砂糖、棗(なつめ)、はちみつ(それぞれお好みの量で)】
作り方
①もち米をよく洗って、白湯に約1時間つけておく。
②蓮根を綺麗に洗って、半分に切って穴の部分に水気を切ったもち米を小さなスプーンや箸を使って丁寧に詰める。
③詰め終わったら2つになっている蓮根を合わせて竹串をさしてとめる。
④上の③を蒸し器に入れて30分蒸す
⑤鍋に水、黒糖、なつめ、はちみつをいれてよくまぜる。火にかけてふつふつしてきたら、上の④で蒸しできた蓮根を入れて弱火で水気が少なくなるまでじっくり煮る。
⑥水気がすくなくなってきてから、火を止める。レンコンをだして1㎝くらいの輪切りにする。鍋にもどし、タレをからませたらできあがり。