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股関節は、大腿骨の骨頭が骨盤の両側にある寛骨臼という大きなくぼみにはめ込まれた形状になっています。そのため、ひじや膝の関節が一方向にしか曲がらないのに対し、股関節は前後左右自在に曲げることができます。また、股関節は脚を前後(屈曲・伸展)、左右(外転・内転)、捻じる(外旋・内旋)などの動作をさせる関節の中で最も大きな一つです。体重を支えつつ、立つ、歩く、走る、飛ぶなどさまざまな動きをする上で肝要な関節でもあります。そして、筋肉群とも数多く関連しています。

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バランスの悪い姿勢のままの暮らしは、骨盤が歪んだりズレることにもなります。そのゆがみやズレによって、腰痛などを引き起こすのです。股関節は骨盤と大腿骨とつながっているので、股関節への負担は、骨盤や大腿骨にも影響を与えるからです。このように痛みが生じている部位だけを緩めても根本的な改善はできません。

真気導引整体では、橋本先生が首唱した「操体法」という体のバランス調整法の基本理念を取り入れて、お客様本人が持つ自癒力を引き出して、むりなく骨格のアンバランス状態を改善し、痛みを解消します。股関節痛の改善には、さらに大腰筋、大腿直筋、ハムストリングなど股関節に直につながる下肢部をしっかり緩めておく必要があります。股関節屈曲筋群のロックをそのままにしておくと変形性股関節症につながる可能性があります。

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筋肉のアンバランス状態に陥るのは、筋肉を酷使することによるものもあり、骨格の歪みによるものもあります。いずれも筋肉が硬く縮んだ状態となっています。股関節と関連する筋肉群といえば、中臀筋や大臀筋や内転筋群などがあります。

中臀筋は股関節の少し上に大腿骨の一部である大転子の外側先端に付着しています。中臀筋は直立した姿勢や歩いているときに、体が左右にぶれないように止める働きがあります。インナーマッスルとしては、大転子の内側先端に付着する梨状筋があります。そして、大臀筋はその表層にはお尻を広くカバーしています。大臀筋は下半身を土台として腰から上の骨格が前に傾き過ぎないように支えたり、その他の組織を正常な位置に保つという役割を果たします。これら臀部の筋肉がロックして硬く縮こまると、股関節の動きが悪くなり痛みが生じます。また、脚を外に広げたときにお尻の奥に痛みが生じる場合は内転筋群がロックしています。内転筋が縮こまって十分な働きができない状態のときは、お尻の筋肉に負担がかかってしまうからです。

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「気」は、生命のエネルギーのこと。元気、気力などの「気」です。神経機能を指すと言われます。「血」は、主に血液のことを指します。全身を巡って栄養を運びます。「水」は、血液以外の体液のこと。水分の代謝や免疫系などにかかわっています。この3つが全身を巡り、バランスが保たれていることで、私たちの健康は維持できています。このうちのどれかがアンバランス状態に陥いて、巡りが悪くなると、身体に不調をきたすことになり、痛みが出やすくなります。

「中医学」(漢方)では、肝の働きといえば、血液の貯蔵と血流量の調節があります。血液は飲食物や腎の生命エネルギーから作られて全身に運ばれますが、余ったものは肝にストックし、必要に応じてストック分を出し入れしています。これを蔵血(ぞうけつ)作用といいます。肝にストックした血が筋膜や筋腱を養うことで、正常な運動を行うことができます。股関節は身体の安定性と体重の支持において非常に重要な関節であり、体の動きをさせる最も大きな関節でもあります。大きな筋肉、そして強い靭帯で支えられるため、血液不足による股関節痛がよく見られます。

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◎股関節が痛くて長く歩けない
◎歩き方が不自然になった
◎股関節の他に腰や膝が痛い
◎つまずきやすくなった
◎靴下が履きずらい
◎階段の昇り降りがつらい
◎痛くて家事や育児が大変。
◎仕事に集中できないなど
そのほかにも、痛みで眠れなかったり、寝返りがうてない人もいるでしょう。

まずは、1日も早く日常生活に支障がでない状態に戻して、痛みに対する不安を減らすことが大切です。

title022真気導引整体の施術流れ

1)骨格のバランスをチェックし、むりなく歪みを調整します。

2)硬く縮んだ筋肉をほぐします。

3)経絡・ツボを刺激し、「気血水」のめぐりを整えます。

 

 

お客様ご自身の症状に合わせるコースをお選びください

真気導引整体院では、骨格⇒筋肉⇒経絡・ツボと体全体のバランスを整える施術が行われるので、施術時間が長ければより広範囲に、または、しつこくひどい痛みの改善や解消ができます。お客様ご自身の症状に合わせてコースをお選びください。

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股関節痛の予防と再発予防

股関節にかかる負荷は体重の3~10倍。体重が増えれば股関節への負荷が増えるので、股関節痛の予防及び再発予防には、食生活習慣の見直しや体質改善、適当な運動などを組合わせて、ライフスタイルの見直しがおすすめです。

中医学(漢方)の体質チェック