寒さに弱い肺臓

冬から春の季節の変わり目に、気温の変化が激しく、ちょっと軽い気持ちで薄着をすると、体に冷えを入り込みます。

内臓の中では、寒さに一番弱いのは肺です。

中医学の視点からみれば、肺経の不調で、鼻づまり、くしゃみ、咳、痰などの症状が多く見られます。つまり、呼吸系のトラブルが出やすくなります。

そのため、風邪やインフル、また花粉症の症状を改善するなら、肺経のケアを重視しなければなりません。

ご自宅できるボディケア

日常の食生活について

辛味は肺経に入り、器官の中では、鼻や大腸にいい刺激を与えます。辛い食べ物は気血の巡りをよくし、発汗作用もあります。具体的にいえば、ネギ・ピーマン・しその葉・生姜・ニンニク・わさびなど挙げられます。でも、食べ過ぎると、気を消耗することにつながり、「酸味」がある物を加えて、肝臓や胆嚢に負担を減します。